第30回・メダカ屋のススメ・アルビノの説明。

店長。

2016年12月23日 01:04

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第30回メダカ屋のススメ・卵について

※店長が思ったことを好きなように書いています、話半分で読んでください。





アルビノメダカはメラニン(色素)が欠乏する遺伝性の形質です。

簡単に言うと色がない、あるいは薄い。

多くの生物で確認されています、もちろんメダカにもあり遺伝が固定されています。






店長の知る限りほとんどの観賞魚で、アルビノはメンデルの法則の劣性遺伝に当てはまり、黒目との交配で子供(f1)は全て黒目、その子供同士の子(F2)で4分の1でアルビノが出現してくるという結果になります。

この結果はもろにメンデルの法則通りになりますので、よくわからない方は店長に聞いてください。

f1と元親のアルビノとをかけると、50%の割合でアルビノになります。
これもメンデルの法則通りの結果で、よくわからない方は店長に聞いてください。

ここら辺を知っておくと、ある程度の予想が出来たり、掛け合わせの近道になったり、劣性の個体を多く残せたりしますので、便利です。




アルビノ種の中にも、色素の残り具合で名前が付けられています。

一番初めの画像のダルマはピンク目で、グッピーではリアルレッドアイアルビノと呼ばれます。
メダカでは通常の「アルビノ」と呼ばれています。

こんな感じ↓





その他、ブドウ目、グッピーの世界ではルチノーと呼ばれる目の色がワイン色のように見える形質もあります。




さらにブドウ目の中には、角度を変えると目の色が変わるタイプと変わらないタイプがあります。
(実は上の2枚は同じ個体です、目の色が見る角度によってピンク目→ワイン色に変わります)


メダカの世界ではこれをブドウ目で固定化した系統もあります。
アルビノクイーン、かぐや姫などです。
意図的に固定されたわけではないかと思います、またこのことに気が付いている人もいるのかもわかりませんが、角度を変えて見てもワイン色です。

ルビーアイと呼んでいます。



まとめると・・・メダカの世界では

ピンク目・・・アルビノ(リアルレッドアイアルビノと呼ぶべきか!?)
ワイン色の目の色が角度によって色が変わる・・・ブドウ目
角度を変えてもワイン色・・・ルビーアイ

と分けています。




3年ほど前になりますが、リアルスケルトン(パンダ透明鱗)の中に、目の上に色素が残る個体がいました。

※ネットで検索したら、当時のヤフオクに店長が出品した際の説明文と画像が出てきました。

「リアルスケルトンメダカ・マユゲ・1ペアの出品となります。
パンダメダカをアルビノ化したメダカです。
その中から突然変異として生まれた目に黒い色素が残リ、眉毛のように見えるメダカです。
この出品魚は両方マユゲのセレクト個体です。」





当時(3年前)は誰も気が付いていない特徴でしたので、いつもながらふざけたネーミングを付けていたことに改めて笑いました。
このマユゲの出現率は500匹ぐらいで50匹程度だったのを記憶しています。
購入してくださった方は、代を重ねてくださっているのでしょうか?今頃になって気になります。


さらにアルビノの種類として、オッドアイという形質も見つけています。
この画像も3年前の「池谷家の夜明け」から抜粋。




これは、アルビノ同士で代を重ねていたら出現した形質です。
左右の目でブドウ目とアルビノ(リアルレッドアイ)の両方の特徴を持っています。
これ同士で代を重ねた所、出現率がだんだん上がっていきました。
これも卵でかなりの数を全国にばらまきました。


今回はアルビノの目の特徴について書きましたが、これが他の人からすれば別の呼び方があったりすると思います。
まあ、そんなことはどうでもよいのですが、

大切なことは・・・

アルビノにも特徴がたくさんあるよ。奥が深いよ。


ということを、知っていてほしいです。




ちなみに、ニジマスはアルビノが優性遺伝なんですよ、すごいでしょ!





参考になれば幸いです。


























・・・店長、最近やけにアルビノの事ばかり書いている、と思ったそこのあなた!

鋭い!

来年、アルビノを流行らせようと、こそこそと水面下で動いているんです。。。。。。。。

洗脳、洗脳・・・っと。





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